今年も東京国際映画祭行ってきました！
もう今日でマイ映画祭ラスト。
今年は5本。もっと見たかったけども、日曜の日中に予定を入れてしまったのと、平日は夜の回しかいけないからなー。
アルノー・デプレシャン『イスマエルの亡霊たち』（ Les Fantômes d’Ismaël ）
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allocinéで観客評価2.2。。。
長谷川たかこさまのブログでも評価が低かったので、
正直あまり期待はしていなかったのだけど。。
しびれるくらいに好きな作品でした。
マチュー・アマルリック、シャルロット・ゲンスブール、マリオン・コティヤール、ルイ・ガレル・・・
好きな人しか出てこない！歓喜！
端的に言うと「中年映画監督。彼女もいてリア充。でも死んだと思っていた元妻がいきなり現れたんだけど！」というお話。
20年前、情熱的な愛。そりゃ結婚3年目、若い妻がいきなり失踪したら引きずるよ、イスマエルでなくとも。
前妻のことが…というので最近とてもおもしろいツイートがあったので書いてて思い出してしまったが（汗）
こちら⇒https://twitter.com/geruyokota/status/924950416588029952
“顔”力のあるマチューとマリオンの競演はもちろんうれしいのだけれども
前から彼の眼力はセルジュに通じるものがあるような…と薄々思っていた私にとっては
マチューとシャルロットが恋人役だというシチュエーションだけでも十分胸熱だった。
悪夢なのか、現実なのか、、、錯乱マチューの混沌とした頭の中に迷い込んだようでぐるぐる行ったり来たりだいぶややこしいんだけど、狂ったマチューが大好物な私は嬉々。
日本公開は未定。
デプレシャンは相変わらず謙虚でかわいらしかった。
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クレール・ドゥニ『レット・ザ・サンシャイン・イン』
(Un Beau Soleil Intérieur)
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こちらもallocinéで観客評価が低く、なんと1.9。
とはいえドゥニだもの！ビノシュだもの！
と、こちらは期待値上げて上げて上げまくって見に行ったのですが・・・
正直全然ダメだった。残念。
Twitterのフォロワーさんは高評価の方が多かったので、自分がおかしいのかとも思ったけど
一緒に観たなおちゃんも同じ感想だったし賛否両論分かれるのかも。
とにかくモテまくるアラフィフアーティストのビノシュさま、
仕事しているシーンなんて全然ないのに「疲れたわ」ってセリフ多いし最初っからずーっと冗長的で…
「疲れた」ってセリフは見ている方も疲れさせるのね。
人のふり見てなんちゃら、ってやつだろうな。気を付けよう。
テデスキさん＆熊ドパルデュー出てきて、おお、ちょっとリズム変わるか！？て期待したらあっという間におしまい。
エンドクレジットはおしゃれだったけども、そもそもうまくいかないからって占いに頼るなんて…！と思ってしまい逆に何も入ってこなかった。
熊ルデューの胡散臭さもまた…
この作品でスケベ銀行家役を演じていたグザヴィエ・ボーヴォワさんが監督の
『ガーディアンズ』（Les Gardiennes）
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100年前、第一次世界大戦中のフランスの田舎町が舞台。
直接戦場のシーンを描いているわけではないけれど、じわじわと悲しみと戦争への嫌悪感が募っていく。
夫や息子の帰りを待ち、家を守る女性たち。
いつの時代も女性は強く逞しく、そして美しいなあ、としみじみ。
ナタリー・バイとローラ・スメットの母娘共演もよかったな。
途中、音楽とともに涙がどっと出たシーンがあった。
エンドクレジットで音楽がミシェル・ルグランだと知り納得。
あのシーンの悲しみを奏でる旋律は、まるでシェルブールの雨傘かのよう。
グザヴィエはん、今回時間が合わずに見れなかったけど『マリリンヌ』にも出ていたのよね…観たかったわー。
はい、ここまですべてフランス映画ですが生ソダーバーグ見たさに、『ローガン・ラッキー』もちゃっかり。
アダム・ドライバーがとても好きだった。
間の取り方がアンガールズの山根っぽい。
でも来月またスターウォーズ見て「くそ！カイロ・レン嫌い！」ってなってしまうのかしら。
おもしろかった！！純粋に、おもしろかった！！！！
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そして今日、マイ映画祭の締めくくりは『スパーリング・パートナー』。
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祝！マチュー・カソヴィッツ来日！！！アメリの彼が、めっちゃくちゃいい感じに年取ってた。
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正直ボクシングは全然知識がない（「スパーリング」じゃなくて「スパークリング」だと読んでたくらい）けど、スポ根でも私は心揺さぶられないぞ！と思っていたのに、普通に感動してしまった。。。
楽しすぎたQ&Aの模様はまた今度。